葬送のフリーレン

 空が広く、旅するアニメ。
日本テレビBS日テレで放送中、dアニメストア、Hulu等で配信中。

7話までみた。5話あたりまでは過去を訪ね歩いて、なんとなく後悔していること、気にかかることをゆるやかに解きほぐしてゆく話だが、以後は異能力バトルものになる。

なお主人公は容赦なき主戦派。敵は人間のような姿をして人語を解するが、人間をおびき寄せるために声まねをしているに過ぎず、人類と対話できないと設定されている。
ゼロ年代ころまでは敵とも対話できると主張する作品が多かった印象があるが、特殊詐欺(オレオレ詐欺)が跋扈し続け、サイコパスのほうが経済的に成功できるなどと囁かれる現況を反映したかのような設定だ。

 このアニメは構図に注目されたい。キャラクターの後ろに背景画を敷いているのではなく、背景の中にキャラクターが置かれている構図が多く、画面の向こうに世界が広がっていると感じさせる。